求人の内定率
2014年度の大学生求人の内定率は、64.3%と言われています。まだまだ経済状況の悪化への改善はなかなか目に見えないというところです。しかも来年春には消費税が大幅に増税されることが分かっているだけに、なかなか明るいきざしはは見えてこない気がします。
厚生労働省、文化科学省の両省では来年春の大学生の就職内定率が前年の同時点に比べ1.2ポイントの上昇であり、改善は3年連続。景気の持ち直しにより企業の採用意欲が高まったと発表しています。
来春卒業予定者の占める就職希望者の比率は前年同時期を1.9ポイント上昇した77.9%、1996年以来の最高の数字だそうです。しかし我々には景気が良くなったようには感じるところはありません。
自分の就活のときでもどこに行っても厳しいことを言われ、一つの企業の1人の求人数に対し応募者が集中している様子でした。求人誌やハロワーク、ネットの求人を見てみても、求人が全くないということではないのですが、求人してある案件が全部就職に繋がっていっているんだろうかと、ふと疑問がわきました。
同じような求人がいくつもあり、時を置いてはまた求人を出しているケースが多い。これは単に必要な人材の応募が無く、採用できるまで“必要な人材を探す”という言う意味なのかと個人的に感じました。
また、男子の就職率が悪化しているそうです。今年春の就職率では5年ぶりに女子を下回ったことが判明しました。「女子の就職率が多い医療や福祉の求人」の増加と男子の採用が多い製造業の求人が減ったことなどが影響したものといわれています。
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